30歳を過ぎて行ったドイツのワーキングホリデー!
語学習得の為に語学学校へ通い、寮で生活していたのですが・・・
様々な国の学生が暮らす寮ではカルチャーショックがいっぱい!
いろいろビックリする事が起こりました(笑)
決してすべての語学学校寮で起こるわけではないかもですが、比較的「あるある!」な出来事をご紹介します。
ドイツの語学学校の寮で起こったびっくりした文化の違い!
語学学校の学生寮の特徴は『ドイツ人以外の外国人』が集まって生活しているところ。
私がいたハイデルベルクは留学生が多い街という事もあり、日本人をはじめ・・・
チュニジア、ルーマニア、アゼルバイジャン、バングラデシュ、オーストラリア、中国、韓国…usw.と本当に様々な国から留学生が集まっていました。
ちなみに学生寮は一般的にWG(Wohngemeinschaft)でルームシェアタイプが主流。
ワンフロアに3~5人が生活し、個別に部屋を持ちつつ、キッチンやお風呂は共同で使用・・・といった感じです。
語学学校はみんなドイツ語を勉強しに来ている「ドイツ以外の国」から来た人達が住人。
なのでいろいろな国の文化が交じり合う、まさに「多文化交流」の場なんですよね。
そんな中での生活は「えっ!?」と思うびっくりの連続でした。

ドイツの語学学校の寮のびっくり1:『部屋のドアは基本的に開けっ放し』
入寮した初日に一番びっくりしたのが「プライベート空間の解放」です。
ゴロゴロとスーツケースを引っ張りながら廊下を歩いていると、目に飛び込んできたのは上半身裸のイケメン男子!

と、超爽やかな笑顔で挨拶をされて驚きました!
生活してみると、男の子も女の子も、海外の子たちは自分たちの部屋のドアは基本的に開けっ放し。
お互いの部屋を気軽にのぞいては声をかけあう感じで、部屋のドアを閉めているのはほぼ日本人だったんです。
『日本人はなんでいつもドアを閉めるの?』
『一人でなにしてるの?寂しくない??』
・・・と、みんなにとっては、逆にいつもドアを閉め切ってる日本人の方が不思議だったっぽかったです。
窓も全開、カーテンもせずに外から部屋の中が丸見えでも気にしない人が多く、「人に見られる事を気にしない」という感じ。
一時期は同居人の間で『あいつちょっと変わってるんだ、人と話したくないんだよ。』なんて噂が流れた事も…。
私のようなひきこもりの人見知りには、めちゃくちゃストレスが溜まる習慣でした。

ドイツの語学学校の寮のびっくり2:『トイレットペーパーをトイレに流さない』
同居している留学生の国によって違いはありますが、私の同居人は「トイレに紙を流さない」文化の人でした。
『ドンドンドンドン!』と手荒なノックに驚きつつドアを開けると・・・
トイレに紙を流しちゃダメだよ!
備え付けのゴミ箱に捨ててね!!

と、めちゃくちゃ怒りモード!
私は知らなかったのですが、『紙を流すと排水管が詰まってトイレが壊れる』という理由で、トイレに紙を流さない習慣の国もあるんですね。
『ドイツのトイレは紙を流しても大丈夫なんだよ!』
…と熱弁しても伝わらず、結局『…わかったよ』と折れて落ち着きました。
というか。
なぜ私がトイレに紙を流したのが分かったのか・・・ですよね。
紙が流されずに残ってたのを見られたの?と考えるとただただ恥ずかしい…

ドイツの語学学校の寮のびっくり3:『叫び声が飛び交う!』
荷ほどきも終わり、のんびりYouTubeでも見るかとベッドに寝転んだ夜のことです。
『!”#$$%&%’()==?><N#$&’!!!』
『”#$&’))RYUJ)=)(‘$”!!&’)=$`???』
突如聞こえてきた、寮のフロア中に響き渡るボリュームMAXの怒鳴り声。
「何が起きたの?!」と恐る恐る廊下を覗くと、どうやら部屋越しに『飲みに行かない?』なんて話をしている様子。

なんて思ってると、今度は窓から下の階の住人に向かって『YOUも行かない?』なんて叫びだすw
慣れちゃうとなんて事ないですが、最初のうちは本気で怖い!
英語ならまだしも、全くわからない言語で大きな声で話していると、なんだか怒ってるように聞こえちゃうんですよね。
欧米、アジア問わず、部屋越しに大きな声で会話する率は高かったです。
みんなと仲良くなると次第に気にならなくなるのですが、そうなるまではひたすらストレスw
これが原因で寮を変わる日本人の留学生も結構いました。
ドイツの語学学校の寮のびっくり4:火災報知器がよく鳴り響く!
寮には火災報知器が設置されていますが、この報知器。
ビックリするほど頻繁に作動しますw
ちょっとした煙でも反応するのか、キッチンでちょっと肉を焼きすぎたりオーブンでピザを焦がしたりすると、すぐに警報が作動しちゃってました。
うちの寮だけかと思っていたら、結構「火災報知器がすぐ鳴って困る」という声は多いんですよね。
建物の作りによっては空気の流れが悪くなり、すぐに作動しちゃう事も。
とりあえず寮に入ってすぐに「警報の止め方」を教わるレベルでした。
留学生仲間も・・・
- 窓を開けないとパンを焼いただけでも警報が鳴る
- 料理をするときはドア、窓全解放しないと無理!
…という声が多かったのですが、ドイツの警報器はかなり繊細っぽいです。
日常茶飯事すぎて「またか」と次第に慣れていくので、いざという時が逆に怖かったです。
『火災報知器を鳴らすと消防車が来るから絶対に鳴らしちゃダメ!』
なんて言われた事もありましたが…いや…無理w

ドイツの語学学校の寮のあるある出来事 文化の違いやびっくり体験!のさいごに
・・・と、ドイツの語学学校の寮で起こった「びっくり体験」や「カルチャーショック」でした。
ドイツにはいろんな語学学校がありますし、地域や留学生の割合によっては一概に「あるよね!」とはならないかもです。
また、寮にも家賃によってレベルがあり、値段が高い寮はプライベート重視で完全個室なんてところも。
逆に安い寮はオープンなつくりが多く、住んでいる学生もファンキーでエンジョイ!な感じの若者が多かった印象です。
はじめのうちはいろいろと驚く事があり、正直ストレスを感じることも多かったですが、寮はいろんな国の学生や文化と触れ合ういいチャンス。
ずっと暮らすと無理な生活も、1か月だけのお試しと考えると意外とイケちゃうものです。
『語学学校の寮生活ってどうなの?』…という方へ。
こんな事もあるんだなー…と、参考にしていただければなによりです。
