ドイツで恋しい日本食!
炊飯器はないけど白いご飯が食べたい・・・
…とスーパーのお米コーナーに行ったらなんと「お湯でゆでるお米」がありました。
日本ではまず見かけないこのご飯。
一体どんな味なんでしょう?
ドイツでお米が食べたい!袋入りの茹でるご飯を買ってみた!
語学留学を兼ねたワーホリで初めて訪れたドイツ。
ヨーロッパでのお米事情ってどうなんだろう?
ミルヒライスってのが日本のお米に似てるとか聞くけど…
普通にスーパーで売ってんの?

なんて思いつつ向かったスーパーには、実にいろんなお米が売られていました!
異国の地で日本を感じる物を見つけるとやっぱり嬉しいですね♪
でも、トランク一つでの留学生活・・・
炊飯器なんてないし、お鍋でご飯を炊くスキルなんて持ち合わせてない・・・
どうすっかなーと考えてる時にふと目に留まったのがコイツです。
パッケージを見ると、どうやら茹でるタイプのお米っぽい。
見るからに確実に日本のお米とはかけ離れてるのですが、この時は・・・
米が食えるならなんでもいい!
1993年の平成の米騒動の時もタイ米食べてたし♪

『ずっと使えなかったふりかけがようやく使える!』…と白米の事しか考えられなかったんです。
ドイツの茹でるお米っていったい何なの?
「Langkorn spitzenreis」とは長粒米。
6mm以上の長さの粒のお米の事だそうで、いわゆるタイ米(インディカ米)です。
直訳すると「長い尖った米」なのですが・・・
名詞の前に付く『spitzen:尖った』は『最高の』という意味にもなるんですよね。
そうなると『最高の長い米』とも受け取れるんです。

しかも、インディカ米の中でも最高級の物を『ジャスミン米』と言うそうなんです。
香りが強いのが特徴らしいのですが、日本で言う最高級の新潟県魚沼産コシヒカリという感じでしょうか。
普通のお米と魚沼産コシヒカリ。
『spitzen』がそんな大きな差を生むなんて…
こういうのに出逢うと外国語を学ぶって難しいなとしみじみ思います。
箱に書いてある『Dieser Reis hat ein zartes Aroma』というのもよくわかんないす。
辞書を引くだけだと『zart:ほのかな、繊細な、優しい』的な意味。
『ほのかな香り』と『繊細な香り』じゃ意味が違うだろうし・・・
いや、そもそも『繊細な香り』ってなに?

と、日本語の意味すら分からなくなってきます。
でも、とりあえずコレはPENNYで1€と安かったので、とりあえず『尖った米』の方だと思います。
誰かわかる方がいらっしゃったら、教えていただけたら嬉しいです。

Langkorn spitzenreisを茹でてみた!
このお米。中身はこんな感じ。
無数に穴が開いたビニール袋にお米が入ってて、茹で上がった後に取り出しやすいような「フォークの穴」がついてます。
作り方はとっても簡単!
沸騰したお湯にお米を袋のまま入れ、20分ほど茹でるだけ。
(茹でる時間は箱に記載されてます)
その後お鍋から取り出すと、こんな感じでパンパンに膨らんで茹で上がってます。
ちなみに茹でてる時。
炊飯器でご飯を炊いた時のあの食欲をそそる香り・・・は特にせず。
やっぱ尖ったお米ですねw
お皿に盛りつけ、ふりかけをぶっかけるともうテンションMAX!!
約1か月ぶりの白ご飯に心が震えます!!
いざ!
・・・実食!!!
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・

自粛して小声にしましたが、マジでびっくりするほど美味しくない!
ふりかけがもったいないと思うほどのどうしようもない味なんです…。
パサパサ…もさもさ…ボロボロ?
どう表現していいかわからないくらい残念な味なのですが・・・
実は私、作り方を失敗してました!!
Langkorn spitzenreisを茹でる時の注意点
ほら、お米を炊く時ってお水から炊くじゃないですか?
だから、こんなふうに・・・
水の中にお米を入れて火にかけたんです・・・。
しかもお米を炊く時と同じくらいの水の量だった・・・。

コレが失敗の原因だったみたいで、沸騰してからお米を入れて茹でるのが正解だったみたい!
水もパスタを茹でるみたいにたっぷりじゃなきゃ失敗するらしいです。
しかも「ご飯は硬め!」ときっかり20分後に火を止めちゃったのがさらに追い打ちをかけました。
箱の説明書きをよく見ずに雰囲気だけでやっちゃったのが原因ですが…
- お水はお鍋たっぷり沸かす!
- 沸騰してからお米を入れて茹でる
コレがめちゃくちゃ大事です。
これさえ出来てたらそれなりに美味しいご飯に仕上がります。
こんな事する人はそうそういないと思いますが、ドイツ語が良くわからんとか、料理はさっぱりとか。
私と同じようなうっかりさんな留学生がいるかもなと。
ボイルはお湯から!気を付けてくださいねー!
Guten Appetit!
